実績紹介
工場型アスベスト国賠訴訟和解手続き 解決事例
- 提訴年月日
- 2022年10月07日
- 裁判所
- 大阪地方裁判所
- 被災者性別
- 男性
- 傷病名(生存・死亡)
- 石綿肺管理2・合併症なし(生存)
- 事業場(当時)
- 明和化学工業株式会社今津工場【大阪市鶴見区】
- 作業内容
- 鋳鉄・鋳鋼に使用する押湯上面ふりかけ用発熱及び断熱保温剤を製造。断熱保温剤は白いパウダー(粉末)状のもので、当時は5%のアスベストが含まれていた。1トンの製品を作るのに50㎏のアスベストを混ぜていた。
- 和解年月日
または判決年月日
- 2023年05月19日
- 特記事項
- 原料の石綿をドンゴロスから取り出して容器に入れ、ほぐす作業で大量の石綿粉じんに曝露。ばく露事業場である明和化学工業今津工場【大阪市鶴見区】については、厚生労働省発表によれば2021年度までに労災認定事案は、中皮腫1件、びまん性胸膜肥厚1件とされている。本件は、石綿肺管理2であるが合併症がないために、労災認定には至っていなかった事案である。本件は、同事業場における潜在している石綿被害を示すものと考えられる。
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