実績紹介

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企業賠償 解決事例

日通・クボタ事件
事件名
日通・クボタ訴訟
被害者
5名(石綿肺、肺がん、中皮腫。いずれも死亡)
作業内容
アスベストの積込み・積下ろし作業
解説
日本通運の元従業員が、麻袋に入ったアスベストを神戸港で積み込み、 クボタ神崎工場(尼崎市)まで運搬して積み下ろしする業務に従事して石綿関連疾患を発症した事案です(うち1名は日通車庫内での積下ろし作業)。2009年1月に日通とクボタを相手に神戸地裁に訴訟提起しました(うち1名は日通のみ)。訴訟では、石綿粉じん発生状況や当時の石綿による健康被害に対する予見可能性が争われましたが、複数の証人尋問等を経て、2012年3月には、4名の被害者に対してクボタが各1000万円の解決金を支払うことでクボタと和解しました。さらに、同年6月には、日通に対する責任を認める判決が下されました。日通はこれを不服として大阪高裁に控訴。しかし、2014年1月、控訴審でも日通の責任は認められ、5名全員の被害者遺族に対して、元金及び遅延損害金あわせて約1億5800万円の支払いを命じる判決が確定しました。
参照情報
神戸地裁尼崎支部判決平成24年6月28日・判例時報2160号63頁

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