企業賠償 解決事例
神戸港港湾労働者事件
- 事件名
- 神戸港港湾労働者集団調停
- 被害者
- 16名(石綿肺、肺がん、中皮腫、びまん性胸膜肥厚等)
- 作業内容
- 港湾荷役作業、倉庫内作業、運搬作業ほか
- 解説
- 戦後、日本各地の港では、大量の石綿が外国の貨物船によって輸入されました。昭和30~60年ころまでに石綿袋を積み下ろし作業に従事した登録日雇、常用雇用の多数の元労働者が、石綿肺、肺がんなどの石綿関連疾患を発症しました。闘病中の元港湾労働者と遺族らが、2012年12月、神戸簡易裁判所に集団で調停を申し立てました。交渉の末、2014年3月以降、次々に調停解決が実現しました。港湾労働者、港湾運送事業者の元従業員らと会員企業の賠償交渉や訴訟は、今も日本各地で行われています。