お知らせ

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ニチアス羽島工場(岐阜県)元労働者のニチアスに対する損害賠償事件(勝訴確定)を【実績紹介】に掲載しました

ニチアス株式会社(旧商号 日本アスベスト株式会社)は、日本で最古、最大のアスベスト企業であったことから、奈良県・王寺町、岐阜県・羽島市、静岡県・袋井市、神奈川県・横浜市鶴見区の4工場をはじめとして多数の被害が発生しています。また、建設アスベスト訴訟においては主要建材メーカーの1つとして賠償責任が課され、いまなお原告被害者と係争中です。当弁護団が担当する建設アスベスト訴訟の被告企業の1つです。

当弁護団は、その羽島工場※において石綿ばく露作業に従事して石綿肺を発症した元労働者がニチアスに損害賠償を求めた訴訟を担当し、岐阜地方裁判所がニチアスに損害賠償を命じた判決が確定しています。

原告の一人は、退職時における見舞い金受領時に、将来の損害を放棄する念書を書かされており、ニチアスは念書は有効であると主張しました、判決はこの主張を退けました。

企業賠償 解決事例 ニチアス(岐阜県・羽島工場・石綿ばく露)事件

当弁護団ではニチアスに対する損害賠償事件、ニチアスの工場における国賠和解を多く担当しています。お気軽にご相談下さい。

※ニチアス株式会社羽島工場(旧商号・日本アスベスト株式会社羽島工場)においては、判明している限り(2021年度までの認定分)のアスベスト労災認定状況は、肺がん38件、中皮腫33件、石綿肺17件、良性石綿胸水1件、びまん性胸膜肥厚1件、合計90件です(厚生労働省発表)。なお「石綿肺」については、2010年度までに労災認定された件数は含まれていないこと、及び、労災認定に至っていない石綿肺(じん肺管理区分2、3イ、3ロであるものの、法定合併症を発症していない場合)の件数は含まれていませんが、このような「石綿肺」の方も、企業賠償や国との和解については対象になります。

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